インターネットが発達する世の中で、本屋はかなり厳しい状況になっています。
本屋さんだけではなく、出版や印刷も厳しい状況です。
そんな中、デパートの地下の美容系の売り場で、関係する書籍を一緒に紹介することによって売上アップに貢献したそうです。
考えてみれば当たり前ですね。
情報はあふれています。
でも、どうすればその情報に触れられるのかは分からないことも多いのです。
インターネット上では、自らがキーワードで検索するなど自ら行動する必要があります。
そのアプローチの仕方が間違っていたら、なかなかたどり着けません。
でも、本屋さんに行けばなんとなく眺めていると、思いもよらず興味を持つ本に出合えたりします。
それをBACHの幅さんは「幸福な事故」と表現されています。
まあ、「事故」という言葉にネガティブな要素が含まれているため、この表現の好き嫌いは出るでしょうが、偶然のすばらしさを伝えるいい言葉だとは思います。
人と人との出会いもそうですよね。
この人と会おうと思ってあることはまれで、たまたま近所に住んでいた、たまたま同じクラスになった、たまたま同じ会社で働くことになった。
そんなたまたま、偶然が人生の出会いの大部分なわけです。
もちろんこちらから望んで接触する、情報を集めることも大切です。
でも、たまたま触れた情報が自分の人生を豊かにするということも大いにありますよね。
なので、本屋さんに意味がないということはないんです。
でも、本屋さんもそのままでいいというわけではないんですよね。
その素敵な本との出会いをどこで、どのように提供するかも大切なわけです。
どんなに素晴らしいものであっても知っておらえることができ中れば、欲しい人の目に留まらなければ意味がないわけですからね。
ぜひこれからも私たちに素敵な本を知らせてほしいですね。